7つあるキッチンのレイアウトの特徴
ここでは、キッチンの形として分類される7つのレイアウトの特徴やオススメのポイント、代表的な商品について説明していきます。
・I型レイアウト
・Ⅱ列型レイアウト
・L型レイアウト
・U型レイアウト
・A型レイアウト
・アイランド型レイアウト
・ペニンシュラ型レイアウト
I型レイアウト
コンロ、作業スペース、シンクが1列に並んでいる横長のレイアウトになっています。また、最も基本的なキッチンの形として普及しています。
■メリット
・比較的狭いスペースでも採用が可能
・シンプルで場所をとらない
・レイアウト変更が比較的しやすい
・動線が近い
■デメリット
・横に長すぎると使いにくい
・リビングから丸見えの為、工夫が必要となる
■こんな人にオススメ!
最も一般的な型の為、種類や価格帯も選択の幅が広く、キッチン自体をあまり大きく出来ない間取りの場合おすすめ
代表的な商品名
TOTO:レガサス
Ⅱ列型レイアウト
コンロ、作業スペース、シンクを2つに分け、平行に配置をしたレイアウトになっています。作業動線が短くて、効率がよく、収納スペースも十分にとる事が出来るため、最近人気の型です。
■メリット
・家族とコミュニケーションがとりやすい
・オープンキッチンの為、解放感がある
・リビングから足元が見えずにスッキリとした印象
■デメリット
・トップが散らかると丸見えの為、隠す工夫が必要となる
・調理中のニオイがリビングまで広がる
・キッチンへ出入りする動線はやや遠回りになる
■こんな人にオススメ!
Ⅱ列型レイアウトは2つのキッチンカウンターに分かれている為、広い作業スペースが確保でき、快適に調理したい方。または複数人で調理する機会がある方におすすめです。
■代表的な商品名
パナソニックキッチン:L-クラス
L型レイアウト
ワークトップをL字型曲げ、シンクとコンロを離して配置をしたレイアウトになっています。I型レイアウトより作業動線が短く、2人以上がキッチンに居ても動きやすいと言われています。
■メリット
・作業スペースが広い
・収納スペースもとれる
・90度に動くだけで作業も楽
■デメリット
・コーナー下がデッドスペースになりやすい
・シンクとコンロが近すぎても遠すぎても使いにくい
■こんな人にオススメ!
一続きのキッチンカウンターで壁面にも設けられて、料理の作業スペースが広くとれる為、同時にたくさんの料理を作る方におすすめです。
■代表的な商品名
TOTO:ミッテ
U型レイアウト
冷蔵庫、コンロ、作業スペース、シンクをアルファベットのUの形状(またはコの字型)に配置したレイアウトになっています。ワークトップが3面に配置されるため、作業スペースや収納スペースがL型レイアウト以上に広くとれます。
■メリット
・最も優れている作業効率
・体の向きを変えるだけで複数の調理器具を用いる事ができる
・ニオイや油煙が流れにくい
■デメリット
・コーナーが2カ所になる為、広いスペースが必要
・コストが高めになる
■こんな人にオススメ!
リビングから独立した台所スペースを確保しやすく、動線の短さから料理好きの方におすすめです。
■代表的な商品名
LIXIL:グランピアッセ リュクス
A型レイアウト
目の前から取り出す、火加減を見る、洗う、盛り付けるといった一連の動作がコーナー部分に立つことで、ほとんど小さな動きでできてしまう作業効率抜群のレイアウトになっています。
■メリット
・オープンキッチンの解放感を残しつつ程よい独立スペースが確保できる
・左右にも奥行にもゆとりがある為、目と手が行き届く
・作業スペースが余すことなく使える
■デメリット
・コーナー部分の引き出しがデッドスペースになってしまう
・キッチンスペースをかなり大きくレイアウトしないと納められない
・どんな人に向いているか
■こんな人にオススメ!
作業効率を重視した方におすすめです。
■代表的な商品名
TOTO:システムキッチン クラッソ
アイランド型レイアウト
壁に沿って、I型やL型にキッチンを配置するのではなく、それとは別に島のように独立して壁から離れた箇所に作業台を設置したレイアウトになっています。
■メリット
・他のキッチンタイプにはない解放感がある
・ダイニングやリビングとの壁のないつながりの為、家族との会話も楽しむ事ができる
・複数人でも調理がしやすい
■デメリット
・キッチン台の四方に最低限通路となる幅が必要なため設置するスペースが広くなる
・周囲に壁がないため、ニオイ、コンロ周囲に油がはね、汚れやすい
こんな人にオススメ!
スタイリッシュなデザイン性の為、リビングレイアウト等にこだわりたい人におすすめです。
■代表的な商品名
パナソニック:リビングステーション
ペニンシュラ型レイアウト
「ペニンシュラ」とは、英語で「半島」を意味します。「半島」」のようにアイランドキッチンの片側が壁に接しているレイアウトになっています。
■メリット
・対面キッチンのため、キッチンで料理している間でも会話などができる
・壁に接している面があるため、アイランドキッチンより油汚れに強い
・アイランド型キッチンより設置のためのスペースが狭い
■デメリット
・収納スペースが少ない
・リビングにニオイや煙が流れてしまう
■こんな人にオススメ!
キッチンスペースが広くないが、スタイリッシュなキッチンにしたい人におすすめです。
■代表的な商品名
LIXIL:リシェルSI