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リフォームが必要になる築年数の目安と工事の最適なタイミング

リフォームのタイミングをわかりやすく説明いたします

「リフォームを検討しているけど、どのタイミングで行えばいいのかわからない…」

このような相談は多いです。リフォームする箇所によっては、定期的に行わなければ後々補修費用が高くなってしまうものもあるので、ここでは色々なリフォームの時期について説明していきます。

リフォームの必要性

リフォームをするタイミングは、目的により人それぞれですが、以下のタイミングで行うことが多いです。

・トイレや浴室、給湯機などが壊れる
・外壁や屋根塗装が剥がれてきた
・子供が増えたので子供部屋を造りたい
・最新のキッチンで料理をスムーズに行いたい
・室内の壁紙を新しくして雰囲気を変えたい

ここでは、各部分がどれくらいで劣化するのか?劣化するとどのような症状が出るのか?を説明していきます。

築年数から考えるリフォーム時期

新築で家を購入すると、水回りも外回りも最新のものですが、そこから年数が経つと劣化し不具合が出てきます。以下の表に、築年数から判断した部分ごとのリフォームが必要になる時期をまとめました。

リフォーム箇所 年数
外壁まわり 10~20年
屋根まわり 塗装:10年
葺き替え:20年
水・ガスまわり 10~20年
床・壁紙などの内装  
裏返し:3~5年
新調:10年
壁紙の張り替え 10年
窓周り・建具 20~30年

外壁関連のリフォーム時期

外壁のリフォームは「塗装」「カバー工法」「貼り替え」の3種類あります。

劣化が少ないときは「塗装」で大丈夫ですが、劣化が進むと塗装だけでは対応できず「カバー工法」や「貼り替え」などの大掛かりなリフォームが必要になります。

そのため、劣化が進む前に、10年に1回を目安に塗装をすることをオススメします

外壁の劣化のサインは以下の通りです。下に行くほど劣化が激しくなります。塗装のタイミングを逃さないよう、チェックしてみましょう。

・光沢の低下
・壁を触ると手に白い粉が付く(チョーキング現象)
・塗料が浮いてくる
・塗料が剥がれてくる
・外壁基材の露出してくる
・外壁基材そのものが劣化してくる

屋根関連のリフォーム時期

屋根も外壁と同じでリフォームの方法は、「塗装」「カバー工法」「葺き替え(外壁でいう貼り替え)」の3種類あります。

使われている素材や風雨の状況によっても傷み具合はさまざまですが、一般的には10年程で塗装、20年程で葺き替えと言われています。

屋根は自分では確認しずらいため、外壁塗装のタイミングで業者にチェックしてもらうのがオススメです。下記の項目で症状が2つ以上生じた場合は、屋根塗装を検討しましょう。

このような症状を放っておくと、塗装では補修できず、屋根材の張り替えをしなくてはならない状態にまでなってしまいます。屋根の交換工事も、広範囲にわたると決して安価ではありませんので注意しましょう。

・屋根にコケや藻が生えている
・屋根の一部にひび割れが生じている
・金属部分に腐食した箇所がある
・屋根の色にバラつきがある
・雨漏りしている

水回り(トイレ、キッチン、お風呂、洗面台)のリフォーム時期

水回りは、基本的には10年を過ぎたあたりから、不具合が出始めます。水回りの劣化状態は、見た目にはわからない場合がほとんどです。設備などに目立った汚れや傷がなくても、土台などの腐食があっという間に進んでいた、というケースが非常に多いです。

中でも注意が必要なのは、昔ながらの住宅に多いタイル張りの浴室です。築20年を過ぎると、小さなひび割れ部分から水を吸い込み、さらに水漏れ・シロアリが発生し、見えない所が腐食していってしまいます。暖かい場所で更に高湿ですと、シロアリにが好む条件になるので、お風呂場の近くではシロアリ被害に合う事が多くなります。

水まわりは、次のような状態になったら、早めにリフォームを検討することをオススメいたします。

・カビが取れない、油汚れが取れない
・排水口の詰まり、臭い、ぬめりが気になる
・シンク下や蛇口から水漏れしている
・腐敗が進んでいる
・換気扇、食洗器、IH、ガスコンロ、レンジフードなどに不具合があるとき

床・畳・壁紙まわりのリフォーム時期

内装リフォームは、時期に決まりはありませんが、汚れや傷み具合で順次交換をしていくと良いでしょう。

■床

床のリフォーム時期は、以下の症状が出てきたら検討をオススメします。

・床の沈みや凹み
・歩くときしむ音がする

■畳

畳の場合は、部屋の使用頻度により変わりますが、3~5年位で裏返し、10年位で新調するのが主流となっています。

劣化してくると以下のような症状が出てきます。

・傷が目立ち始める
・一部の畳が変色している
・畳全体が黄色に変色する

■壁紙

壁紙は、継ぎ目などが剥がれている場合、交換を行いましょう。継ぎ目が線状に見えるようになったら、数年位で張り替えた方がよいという合図です。

窓周りのリフォーム時期

ガラスや建て付けの部分をリフォームする時期は20~30年位です。窓まわりの基本的な工事内容は、ガラス割れの補修・建てつけ不良の改善・結露防止対策などがあげられます。

窓まわりでは、次のような現象が見られたら、リフォームを検討する必要があります。

・サッシが動かない
・結露がひどい
・窓枠などが外れている
・窓枠まわりに染みのようなものがある
・窓ガラスにヒビがある、割れている

窓やサッシの調子が悪いと、隙間風が増えたり、台風の時などに風雨が家の中に吹き込んでしまったりということがあります。状態がひどいと窓が外れて落下してしまいますので、大変危険です。結露は放っておくと、カビの原因にも繋がります。

ライフサイクルから考えるリフォーム時期

子供が増えたり、高齢化などで両親と同居をすることになったり、とライフスタイルが変化した時に、暮らしに合わせてリフォームを検討されるご家庭が増えています。

このような場合、子供部屋を造る、バリアフリーにする、などのリフォーム方法があります。普通に過ごせてはいるけれど、より快適な家にするという目的でリフォームを検討することもあるでしょう。

システムキッチン・システムバス・洗面台・トイレ・和室から洋室へのリフォームなどが人気です。このようなリフォームを上手く組み合わせることで、快適な住環境で生活することができます。

マイホームに長く快適に住むためには、現在だけを見るのではなく、今後何十年先も住み続けて不便に思うことはないか、計画的に考えてリフォームを行うことがとても大切です。設備の不具合が起こった時ももちろんのこと、リフォームについて考えられるタイミングで、改めてリフォームを見直してみると良いでしょう。目先だけではなく、将来を考えたリフォームをしましょう。

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