塗装代金の支払い方法の種類
外壁塗装の支払いは、業者によって変わってきます!
外壁塗装の支払方法は、口座振り込みによる支払い方法が一般的です。リフォームローンやクレジットカードでの支払いは、対応できない業者もいます。
そのため、見積依頼の際にあらかじめ希望の支払い方法と、業者側が対応できる支払い方法を確認しておきましょう。では、それぞれの支払い方法の特徴を説明します。
口座振り込み(現金払い)
外壁塗装の一般的な支払い方法になります。支払い日など、どのような割合で支払うのかは業者によって変わってくるため、詳しく確認しましょう。
■完了後払い
工事完了後に全額を支払う方法です。工事が終わってから支払うので安心できます。支払い期日は、同じで3日~7日以内、または1か月以内の業者もいます。
■着工後半分、完了後半分
着工後に施工金額の半分を支払い、完工後に残金を支払う方法です。完了後払いと同じで一般的な支払い方法です。業者は、着工後に金額を受け取ることで、工事の材料費として使用されます。
アパートやマンション、工場など、施工金額が大きい場合はよく使われる支払い方法です。支払期日は、着工後また完了後3日~7日以内の業者が多いです。
■全額前払い
このパターンはほとんどないです。業者に持ち逃げされるというリスクもあります。このような支払い方を提示された場合は、業者を疑ったほうが良いでしょう。
クレジットカード
クレジットカードの支払いは、業者によっては対応していない場合があります。そのため、クレジットカードで支払いをしたい場合は、見積もりを依頼する際にカード払い希望だと業者に伝えておきましょう。また、決済する際は会社に直接行って決済する必要があります。
外壁塗装は、100万前後の支払いになってしまうことが多いので、クレジットカード払いができるとポイントが付くため、お得に感じるかもしれません。ただし、クレジット決済だと業者独自のキャンペーンや割引を受けられない可能性が高いです。
クレジットカードを使用することで、業者はクレジットカード会社に総額3~5%の手数料を支払わなくてはならないのです。そのため、キャンペーンなどの場合は使えないことが多いのです。
リフォームローン
ローン会社が、施工業者とお客様の間に入って支払いをする方法です。まず、ローン会社が一括で施工業者に金額を支払います。お客様は毎月一定額をローン会社に支払います。ただし、金利が発生するので、支払い金額は少し高くなります。
リフォームローンを使用する場合は、お客様が銀行やクレジットカード会社とローン契約する方法と、業者が提携しているローン会社で契約する方法の2つがあります。
業者が提携をしているローン会社だと、銀行やクレジットカードなどでローンを組むより金利が安いです。ローン会社と提携している施工業者は、審査を受けなくてはならないため、信用度が高いです。
今の住宅をローンで購入した方は、まずは契約した金融機関でリフォームローンを追加で組めるかどうか相談してみましょう。金利優遇制度が適用されることもあります。
次に、クレジットカード会社のリフォームローンもオススメです。短期間で返済する場合には、銀行よりも金利が安くなる場合もあります。また、ローン審査の所要時間も短いので、書類の手続きなどがスムーズです。
ローン会社は公的融資と民間融資の2つがあげられます。また、ローンには有担保ローン・無担保ローンの2種類があります。担保とは、簡単に言うと支払いが不可能になった場合に代わりに渡すものになります。
■公的融資
公的機関が貸し出す住宅ローンです。住宅金融支援機構・財形住宅融資・自治体住宅融資など公的な金融機関が取り扱っています。特徴は、低金利・長期融資可能・第三者の保証人・審査時間が長いなどがあげられます。
■民間融資
都市銀行や地方銀行、信用金庫、農協などの金融機関の融資です。金利は金利変動型と固定期間選択型があります。各金融機関で色々な種類があります。特徴は、借入限度額が大きい・商品の種類が多い・金融機関によってサービスに特色がある・金利が高めなどがあげられます。
■有担保ローン
担保を必要とするローンで、低金利な上に高額の借り入れが可能。手続きは細かく大変で、保証料や手数料などの費用も支払わなければなりません。こちらは、外壁塗装や水回りのようなリフォームにはオススメできません。
■無担保ローン
担保を必要としないローンになります。クレジットカード会社のリフォームローンはこれになります。手続きも簡単な上に、気軽に利用できるので、外壁塗装などのリフォームには向いているローンです。
ローンを組んだ場合は特別控除の対象になる場合も
ローンを組んで外壁塗装をした場合は、条件はありますが、特別控除の対象となる場合があります。住宅ローン控除は、リフォームも対象となっており、「大規模な修繕」または「大規模な改修工事」というものが当てはまります。
必要書類や一定の条件はありますが、10年間で年未借入残高の1%が控除される場合があります。国税庁のホームページで確認してみましょう。
財形貯蓄を活用する方法
財形貯蓄とは、会社の給料から天引きで毎月積立預金をしていくものです。財形には、一般財形・財形年金・財形住宅の3種類があります。外壁塗装のリフォームなどで使えるのは、財形住宅になります。こちらを利用できるのは、この制度を導入している企業の55歳未満の従業員です。
では、自身で行う銀行への積み立てと財形住宅は何が違うのかをあげていきます。
・積み立てよりも利率がいい場合がある
・利息への税金が安い
・貯金と違い簡単に引き出しができない。マイホームの購入や・リフォームなどの目的があって引き出しが可能です
・毎月の給料から天引きされるので、勝手に貯まっていく
・住宅ローンの税率が優遇される
などがあげられます。
退職した場合は、2年以内に再就職をして、再就職先の会社に財形制度がある場合は移行できます。再就職先にこの制度がない場合は、解約になってしまいますので注意が必要です。
リフォームに使える条件は、
・リフォームにかかった費用が75万円を超える場合
・リフォーム後の住宅の床面積が50㎡以上ある場合
・居住用以外の部分もリフォームする際、居住用部分の工事費用が全費用の1/2以上となる場合
・リフォーム後の住宅に勤労者本人が続けて居住する場合
があげられます。
財形貯蓄がない企業、解約になってしまう場合、または制度を使えても条件があるので、あらかじめ調べる必要があります。
まとめ
戸建て住宅の塗装の場合、基本的には口座振り込み(現金払い)で、着工後に半金、完了後に残金のパターンと、工事完了後の一括払いです。大規模な工事となると、3回払い(着手金・中間金・残金)の場合もあります。
クレジットカードで支払う場合は、業者独自のキャンペーンや割引を受けられない可能性が高い点だけ注意が必要です。
「一括で支払いをしたい」「現金で手渡したい」「クレジットカードを使いたい」「ローンで支払いたい」などなど、希望がある場合は、見積りの段階で担当者に伝えることをオススメします。優良業者であれば、お客様が希望する支払い方法に合わせて、相談に乗ってくれます。