外壁塗装の正しい工程とは?
外壁塗装の工程は主に以下のようなものです。作業の順序などは状況によって変わってきますが、工程としては大まかにこのようになっております。
ご近所への挨拶回り→足場の組立(飛散防止メッシュシート設置)→高圧洗浄→養生→下地処理→下地調整→外壁塗装(下塗り、中塗り、上塗り)→養生取り外し~確認作業→完了
ここでは、各工程を詳細に説明していきます。
各工程の説明
■隣人への挨拶と報告
外壁塗装は、トラックの出入りがあったり、足場設置の際に大きな音が出てしまいます。また、他にはシンナーなどの匂いが発生することもあり、ご近所の方にご迷惑をかけてしまいます。
その為、苦情やトラブルを避けるために、工事期間や工事内容など事前にお伝えしに挨拶回りを行います。近隣住民とのトラブルの芽を摘み、気持ち良く工事するためにも近隣への挨拶回りは重要な工程となります。
■足場の組立
近隣の方にご挨拶に伺わせて頂いてから、足場を設置いたします。
■高圧洗浄
高圧洗浄にて、しっかりと汚れ、カビ、藻などを落としておくことが大切です。
■養生
ドアや窓などに塗料が付着しないようにビニールなどで覆います。この作業をする事により、塗装の完成度を高めることにつながります。
■下地処理
雨戸、破風など金属が使われている場合には塗料を塗る前にさび止めを塗ります。
■下地調整
外壁のひび割れ(クラック)補修、サイディングなどの目地のシーリング(コーキング)材の打ち替えなどを行います。
■軒天井の塗装、下塗り
軒天井には防カビ性、通気性のあるエマルション塗料を塗ります。
■下塗り
外壁にシーラーなどの下塗り塗料を塗っていきます。下地を強化する役目と、上に重ねる塗料の密着性を高める役割があります。
■中塗り
中塗りは塗膜に厚みを持たせるという働きがあります。上塗りと同じ仕上げ塗料を用いることが多くあります。
■上塗り
最後の仕上げで塗装の上塗りを行います。この工程で外観のデザイン性が決まります。塗装の持ちにも関わってきます。
ここまでの工程をしっかりと丁寧に行った上で、最後の上塗りを丁寧に行うことで、本来の塗料の性能が引き出され、外壁が長持ちすることにつながるのです。
■養生取り外し~完了
高圧洗浄の後に行った養生をここで取り外します。足場を解体・撤去します。最後に職人が全体を念入りにチェックします。これで完了となります!
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